風俗店で本番強要すると逮捕される?!
メンズエステやデリヘル等の風俗店において、本番行為(=性行為)を強要する行為は、強制性交等罪(刑法177条)に該当し、逮捕される可能性は否定し切れません。
ほとんどの風俗店において、本番行為は禁止されているのが実情です。なぜなら、対価を得て不特定多数の者に対して、性行為を行わせることは、売春行為にあたるため、このような風俗店は、売春の斡旋行為、売春行為を行う場所を提供していたとして、売春防止法違反によって刑事罰を受けることになるからです。
しかしながら、風俗のキャストとしても、本番行為を行うことで多くの指名を得ることもでき、本番行為に応じているキャストがいるのも事実です。
そこで、本番強要において問題となるのは、同意の有無です。強制性交等罪は、同意なく、その反抗を著しく困難にさせる程度の暴行・脅迫を加えて性交等を行った場合に成立するため、極端に言えば、同意があれば本番行為を行うこともできます。
しかし、客観的証拠の残りにくいホテルや風俗店においては、同意の有無を客観的に証明することは著しく困難といえます。
極端なことをいえば、その場では同意を得ることができたしても、行為後になって同意はなかった旨を主張されてしまうと、同意があったことを立証することはとても困難です。したがって、基本的には、風俗店で本番強要は行うべきではありません。
当事務所では福岡(博多、天神、早良区、城南区)、北九州市などを中心とした九州全域の風俗トラブルに関する相談を受け付けております。なかなか人に話しにくい問題ですが、弁護士に相談いただくことで早期解決につながります。
まずはお気軽にご相談ください。
Basic Knowledge
当事務所が提供する基礎知識
-
ストーカー行為をした...
ストーカー規制法では「つきまとい等」と「ストーカー行為」を取締りの対象としています。また「つきまとい等」を繰り返すこと「ストーカー行為」としています。この時、「つきまとい等」は以下の8つに分類されています。①つきまとう、 […]
-
風俗トラブルを弁護士...
風俗トラブルを弁護士に相談するメリットとしては、大きく①刑事事件化を回避できる可能性が高い、②不当な要求を飲まずに済む、③煩雑な交渉から解放される、④不備なく示談ができる、の4つが挙げられます。順に説明していきます。&n […]
-
店から脅迫・恐喝を受...
脅迫と恐喝は、どちらも人の生命や身体、名誉などを傷つける旨を告知するという点では共通しますが、脅迫は怯えさせることそのものを目的とし、恐喝はそれにより金品を得ることを目的としているという違いがあります。そのため、客が店側 […]
-
風俗の罰金は支払わな...
風俗店に、「本番行為を行なった場合には◯◯万円の罰金となります」というような文言が張り紙として貼られているのを目にした方もいるかもしれません。このような、風俗店が課する罰金は、法的に支払う義務があるといえるのでしょうか。 […]
-
弁護士に示談交渉を依...
風俗トラブルの際に解決策として多く利用されるのが示談です。示談では被害届を取り下げる、秘密を厳守するといった互いの約束の元で加害者が被害者に示談金の支払いを行います。示談交渉を行う際には、弁護士に依頼することが効果的です […]
-
同性愛者専用風俗での...
同性愛者専用風俗とは、ゲイ風俗やレズ風俗の総称であり、男性や女性向けの風俗店と同様に風営法に基づき性交類似行為などのサービスを提供しています。 こうした同性愛者専用風俗では、男性器を女性器に入れるという狭義の性 […]
Keyword
よく検索されるキーワード
-
エリアに関するキーワード
Office Overview
事務所概要

